アート番長まりもが行く!アート鑑賞日記

ワタシにとって“アート”とは「美しいもの」と同義語。すなわちこのブログはワタシが日々目にした美しいもの=“アート”の鑑賞記録です。

国立新美術館『トルコ至宝展 チューリップの宮殿トプカピの美』見どころと混雑状況

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▲会場前の様子です


《鑑賞メモ:混雑情報など》
ワタシにとってトルコは大好きな国のひとつで、卒業論文も『ムスタファ・ケマルとトルコの近代化』だったくらいなので、もちろん行かねば、と思って出かけたのですが、ワタシ以外にそんなに行きたい人がいるのか、とあまり混雑を心配しておりませんでしたが、甘かったです。チケット売り場にはやはりありました、行列。だいたいチケットゲットまでに30分くらいだったでしょうか。会場内もまあまあの混雑ありました。目玉の宝石を惜しげもなく使ったターバン飾りやエメラルド製柄の短刀など、宝石キラキラの展示物の前は人だかりがあり、目の前で見るには少し待つ必要が。でも朝早かったせいか、そうした混雑スポットをうまいこと乗り切って進んで行くと、あとはスムーズに見ることができるくらいな感じでした。

《ワタシの感想》★★★☆☆
実は2003年に、今回と同様、トルコ文化を紹介する展覧会が東京都美術館で開催されたことがあって、もちろん、足を運んだわけですが、そのときの宝石キラキラの展示物が、量質ともに本当にスゴかったんです。見たこともないくらい大きなエメラルド、ダイヤ、ルビー…そんな宝石が日用品や武器に惜しげもなく使われていて目がチカチカするほど。警備員の数もハンパなく、後にも先にもあんなに警備がすごかった展覧会の記憶はないくらいで、産業革命前までのトルコの国力がどれほどスゴく、ヨーロッパの人々を恐怖に陥れたその力を身を持って体感した…そんな展示だったんです。

それをもう一度体感したくて出かけたわけですが、そういう意味では少し、肩すかしにあった感じでした。今回はタイトルこそ『トルコ至宝展』でしたが、むしろ、トルコの文化や生活、日本人との友情の歴史にスポットを当てたもので、それはそれで新しい発見もあって楽しみましたが、前回がスゴすぎたので今回は★3つとしました。

トルコ至宝展チラシ

▲今回の東京展のチラシです。

2003年開催のトルコ三大文明展のチラシです。

▲2003年開催のトルコ三大文明展のチラシです。
《開催DATA》
場所:国立新美術館(最寄り駅:東京メトロ千代田線乃木坂駅青山霊園方面改札6出口)
会期:2019.3.20~5.20
時間:10:00~18:00(金・土20:00※4/26~5/5は20:00まで)
ワタシの鑑賞日:平成31年4月20日(土)10:30~11:15(鑑賞時間45分)
【京都展】京都国立近代美術館岡崎公園内):2019年6月14日(金)~7月28日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時(6月中の金・土曜日は午後8時まで、7月中の金・土曜日は午後9時まで開館※入館は閉館の30分前まで)

特設フォトスポット:19世紀の銅版画と篠原千絵さんの『夢の雫金の鳥籠』2人のスレイマン1世がコラボしてます。

▲特設フォトスポット:19世紀の銅版画と篠原千絵さんの『夢の雫金の鳥籠』2人のスレイマン1世がコラボしてます。

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▲グッズ売り場で衝動買いです
金欠のくせに素通り出来ませんでした。シェニール織のクッションカバーとトルコと日本の架け橋だった山田寅次郎本です。グッズ売り場はトルコ好きには素通り出来ない雑貨や本が充実してました!